豊富な温泉
旧三国街道の難所・三国峠の麓にあり、江戸初期から「笹の湯温泉・湯島温泉」と呼ばれ、名湯として賑ってきました。
湯島温泉
「湯質鉄気にして沸騰す。開始知り難し。江戸時代、元禄2年(1700年)許を受け、明治6年本県大久保適斉検査の上、梅毒、痛風、腰痛、脚気に宜し、浴場1ヶ所、旅舎1戸、浴客凡5600人」(新治村史より)
笹の湯温泉
「湯質銅気、明治6年検査眼病腫物等に宜し、浴場1ヶ所別に旅舎なし。」(新治村史より)
猿ヶ京温泉
元和元年(1615年ごろ)発見され、浴舎がありました。明治初年に生井の三国街道沿い旅舎を経て、ここに引き湯して旅人の喜ぶ所となりました。三国街道の往来が途絶えた一時期、猿ヶ京温泉の名称が消えましたが、昭和30年ごろの三国トンネル建設、赤谷湖のダム建設による移転がきっかけで、再び、猿ヶ京温泉の名称が復活しました。
古えから江戸と越後を結ぶ三国街道の宿場町として栄えた猿ヶ京温泉には、地元に伝わる民話や語り、紙芝居、昔の資料などが多く残り、現代に受け継がれています。地元では神仏へのお願いごとを「おがんしょかけ」といい、ゆかりの民話とともにおがんしょの史跡が通りに点在しています。
源泉地名=猿ヶ京温泉
泉 質=カルシウム・ナトリウム-硫酸塩泉(弱アルカリ性低張性高温泉)
浴用の適応症
神経痛・筋肉痛・関節炎・五十肩・運動麻痺・関節のこわばり・うちみ・くじき・性消化器病・冷え性・疲労回復・切り傷・やけど・慢性皮膚炎・動脈硬化
現在の温泉源泉は7機あります。